9月のロンドンとノースリーブの話
9月のロンドンは、朝と夜は既に日本の11月の寒さだ。この時期にもうセールをしちゃえばいいのにと思うけど、1月にならないと冬物のセールは始まらないらしい。
私は5月に買ったユニクロのウルトラライトダウンを常に着用している。
セールで2千円くらいだった。
イギリスはセール品の値下げ率は、日本よりずっといい。そもそも物価が高いので、やはりこういうところでぐぅんと下げるのでしょうか。
本当かどうかは知らないけれど、現地の人はセールじゃないと服は買わないとか。
とりあえず、何が言いたいかと言うと寒いのである。9月のロンドンは。
そして、だんだん暗くなる。
前は夜の10時でもまだ日照が残っているくらいだったのに、今では7時半で暗くなっているくらいだ。
コモン曰く、一日2分ずつ日照が短くなっていくらしい。気持ちも暗くなる。
それにしても、会社の女の子はノースリーブや、半袖でいる子もちらほらいる。
体感が日本人の私と違うのかと思い、寒くないの?と聞いたら、
「寒い、だからホットコーヒー飲んでる」とのこと。
ファッション、スタイル魂なのです。
日本でいう冬でも制服のスカートを短くしている女子高生の発想だ。
でも、可愛いから、そうなんだねぇとただただ関心してしまう。
そう、会社の女の子たちが、みんな可愛い!
なんてラッキーなんだろう!
若い子はキラキラと可愛いし、ちょっと歳がめしてきた女性も可愛いし、きれいだ。
若い子の可愛さは、あれです、もう本当、海外ドラマに出てもおかしくないんじゃないの?という可愛さです。
もちろん、クラスでスターだったような女の子のキラキラを身につけている子もいるし(昔だったら、マドンナとかいうんですかね?どこでもこういう素直に可愛い子がいるもんですね)、控えめな感じの可愛い子もいる。
そして、意外なことにみんなそれほど身長が高くない。むしろ、私が高いほうなんじゃないかというくらいだ。
海外の女性の身長が高いという感想は、あれなんじゃないだろうか、ハイヒール。
違いますかね?
でも、よくわからないくらい現地の女子は日本人の平均くらいの身長です。
歳をめしてきた女性は、ファンデーションなしの素肌でいる人もいるけど、シンプルにきれいだ。きれいじゃないとできない技だ。
それから、歳をとっても、そして、割と熊みたいなふくよかな感じになっても、動きが可愛くて、声も可愛い愛くるしい女性もいる。しかも仕事ができる。
と書いてきて、私の視点は結婚してからどんどん親父化していることが明らかになった。
女の子観察が楽しくなっている。
そういう風になると他の方が言っていた領域に、私も入ったのではないだろうか。
女子の性格に対してではなく、単純に見た目の観察だ。ね、男子化してるでしょ?
前はこんなじゃなかった。
女の子のファッションなんてあまり興味がなかった。自分と違う人間をよく観察しても意味がないとすら思っていた。
私は私、的な。
もちろん、男子はもうコモンで充分ということもある(ヒューヒュー、古いですな)。
そして、そもそも男子の見た目にあんまり興味がないという元からの性格もある(コモン、充分に見た目もカッコいいよ!)。
男子は、その人の個性というか話というかとにかく面白い人が好きだ。もちろん、笑わせてくれるという意味ではない(笑わせてくれるのも大事な要素だけどね)。
会社の男性でも、見た目が素敵だなという方はたくさんいます。隣に、会社に出戻りしてきた人なんて、ハリソン・フォードの若かりし頃みたいな容姿だし、ネクタイと靴下の柄を合わせたりのオシャレをしている若手も見た目はかっこいいなぁという人はいるのだ。
でも、それらは私の心を打たない。
単純に見た目がかわいい女の子を見ているのが好きだ。感動する。
不思議なものです。自分がそんな風になりたいという気持ちでもないのです。
なんかそれは、小さい頃にお絵描き帳にお姫様を描いていた単純な楽しさに似ている。
キラキラ感や、ラメ感、レース、スカート、やはり女子にしか出せないもの、その要素が単純に好きなんだと思います。
そして、それは女子が思っている以上に素晴らしいエネルギーなのかもしれない。
人を元気にさせるエネルギーに乾杯。
きみちゃんの夢は、彼女たちと英語できゃっきゃ、きゃっきゃ言いながら、ランチを食べることです。だから、英語覚えなくては。