フリーランスの世界が少し身近に。 村上アシシさん著「半年だけ働く」
どうも、コモンです。
村上アシシさんの「半年だけ働く。」を読みましたので、ご紹介します。
なぜ読んだの?。
コモンは旅行が好きです。どうせ行くなら、しっかり楽しみたいので、1週間ぐらいは欲しいところ。
ただ休職している会社では、なかなか有給が取れないんですよね。20日ほど付与はされるのですが、人手不足のため、年間10日ほどにしてくれと言われます。
半年旅人ってのは羨ましいなと思い、どんな働き方をしているのか、気になって読んでみました。
参考になった事。
本書で参考になった事をあげてみます。
・営業は自分でせずにエージェントに任せる(No.14)
フリーで働くとなった時に一番不安なのが、お客様をどうやって見つけるの?という点。著者はエージェントを使う事を提案しています。
フリーになるには「人脈と営業」と思い込んでいた自分にとっては、そうなの!?という印象。
エージェントには2、3割ほど手数料を払うようです。そんなに払ったら、手取りが減るじゃんと思いますが、その点は著者は先に説明してまして、
・独立の旨味はズバリ「中抜き金額」の差(No.7)
フリーの場合、エージェントに手数料は取られますが、サラリーマンの手取も色々経費が引かれています。むしろフリーの方がエージェントの手数料だけしかないので、結果的に手取りが多くなる。
ネットとリアル店舗の違いみたいな感じでしょうか。
リアル店舗は賃料や既存の従業員とかのコスト負担が価格に上乗せされてるのに対し、ネットだとそれがないので価格が安くできる。
フリーだとお客様への提示金額は低めになるも、経費は減るので、手取りは多くなるというわけです。
・業種に特化したエージェントを選ぶ(No.25)
著者は具体的に、エージェントの一覧を提示してくれてます。いきなりフリーになるのは無理でも、そういうマーケットを意識して働いていくのは大事でしょうね。
それに自分の力で稼げるというのがわかるのは自信にもなると思います。
疑問点等。
基本的にはコンサルタントの方らしく、こちらの反論や疑問は著書の中で、回答されているように思います。
無責任にフリーを勧めるわけでもなく、ちゃんと、得意な事で独立する事、スペシャリティを確立するためにサラリーマンで働く必要がある事、フリーのデメリットも記載さています。
少し気になったのは、下記の2点でしょうか。
・コンサルタントに皆がなれるか?
単価が高く、プロジェクト単位で動くコンサルタントだからこそ、著者の働き方はできる面はありますよね。
ただ、皆がコンサルタントになれるわけでもないでしょうしね。
コンサルタント以外の経理、人事などの総合職では業務代行を受注する事を提案してますけど、業務代行だと休めなくなるような。。
まあ、自分は実態を知らないので、業務代行でも融通が利く会社もあるのかもしれないですが。
・半年だけ働き続けた人の末路(No.42)
ここで、40代、50代になった時の事に触れられていますが、50代になるとさすがに雇用機会は減るとのこと。
日本の社会も変わっていっているので、その辺りは今後変わってくるかもしれませんが、現状そういう事実がある事は、フリーを目指す際には気をつけたいところかと。
まとめ
フリーランスの方のビジネスのやり方に関する本を初めて読んだので、色々面白かったです。
特に、エージェントを利用するという点は目から鱗でした。
自分の知らない世界を知るためにも、読書はしないとですね。
まあ、コモンは現在、休職中で、休職の際に色々お世話になったので、暫くは今の会社で働こうと思ってます。。
ただ先がわからない世の中ですからね。
自分の力で稼がないといけなくなった時のためにも、フリーランスのマーケットも知っておきたいところです。まずは著者の紹介してたエージェントのサイトを見るところからでしょうかね。
以上、村上アシシさん著「半年だけ働く」のご紹介でした。