名古屋めしを食べ尽くすためだけに、名古屋に行くことに関して
こんにちは。
今回の名古屋旅行の目的は、なんと言っても名古屋めしを死ぬほどたらふく食べることです。
なにせわたくし、伊勢に行く次いでに名古屋に寄ってコメダ珈琲でモーニングを食べたことはあったものの、名古屋滞在はそれだけでした。(帰りの電車で冷たい味噌カツ弁当を食べたことも覚えています。矢場とんを食べてきた今、あの冷たい味噌カツは味噌カツではなかったのだと本当に知る)
名古屋の方は激怒されるかもしれませんが、数ある旅行先の中で名古屋をなぜ選ばなかったのかと問われると、おそらく食べ物以外のイベントがぱっと思い浮かばなかったので、優先順位が低くなってしまったものと思われます。
その先の京都や大阪には何回も行っているわけだから、名古屋で足を止めて遊ぶという方法もあったのにもかかわらず。
そのくせ、わたしの名古屋めしへの欲望は、チリが積もるように少しづつ体に蓄積していったようでした。それは、ものすごく微小なチリだったにも関わらず、確実に確実に蓄積していき、密かにその時が来るのを待っていたとしかいいようがない、欲望だったのだと思います。
味噌かつが食べたい。
味噌煮込みうどんが食べたい。
手羽先が食べたい。
天むすが食べたい。
名古屋モーニング、小倉トースト、バターたっぷりなやつ。
食べたい。食べたい。食べたい。食べたいっ!!!
日本に帰ってきて、日本のご飯って本当にうまくて仕方がないと、いよいよ体重を増やしていたわけで、つまり海外経験がこの名古屋食への妄想を加速させたのだと言っても過言ではない、かもしれません。
そして、その名古屋への愛がとうとう実現する日がやってきました。
わたしたちは海外から戻ってきて、日々の生活にばたばたしていて、結局なんの予定も組まずに夏休みを迎えていました。一応、まだ新居の整理も残っているし、少し家でゆっくりだらだらしようよという予定でいたのです。
しかし夏休みが入って一日目、カフェでお茶をしていると、コモンが「なんか、ぱぁっと旅行に行きたい」と言い始めました。
「旅行に行きたいって、このお盆の時期に新幹線とかチケットなんてもう取れないんじゃないの」
私は田舎出身なので、この時期の帰省ラッシュのすさまじさを身にしみてわかっていたので、至極現実的なおもしろくないことを言いました。
そうそう、もう夏休みだし、お盆も入っているし、選択肢は限られています。
おとなしく家でだらっとして、青春18切符を使って近場旅行を楽しむとか。
コモンは、それでもとりあえず考えてみようと、次々と都道府県を口に出していきましたが、これもまたどれもどうもわれわれの中でぱっとしないものでした。
「じゃあさ、名古屋はどう?」
そう、その時、私の口から飛び出したのは、名古屋という感動的な地名だったのです。
「いいね、名古屋に行くか」
調べてみると、なんということでしょう、名古屋行きは行きも帰りも新幹線が余裕で取れるらしい。
(東京に帰る日に推測したことですが、おそらく新幹線のぞみ等は、京都等、西に遊びに行った名古屋人が、名古屋まで使用する為、その後の名古屋から東京のチケットは、帰省日でも比較的席が取れるのではないかと。いかがでしょうJRさん)
しかも日数も割とたっぷり取れる。
相変わらず名古屋には何があるのかイマイチわかっていなかったけれど(失礼なわたし)、日にちが取れるということは、それだけ名古屋めしがたっぷりと食べられるということです。
旅行の際にいつも思うこと。
それは、ここで胃が2つあればなぁ、ということ。
あれも食べられるのに、これも食べられるのに。
そんな欲望がこの長期の夏休みを使い、叶えられようとしている。
ありがとう、会社。
ありがとう、長期夏休み。
私は海外旅行にも行かず、名古屋めしを食べ尽くすために、その為だけに名古屋にいきます。
そう、東京のカフェで誓ったのでした。