食べても食べても、ベルギーの黒い殻に入ったムール貝。
こんにちは、きみちゃんです。
イギリスにいると魚貝類が不足してくると感じます。噂では、ロブスターが日本と比較するとお安く食べられるらしいですが、まだ経験しておりません。(是非今度シティでロブスターをいただき、ロブスターレポートを書きたいと思います)
貝類もあまり食べないなぁと思っていたら、フランスのモンサンミッシェルで皆んながたっぷりのムール貝を食べているのを見かけました。寒い海風に吹かれるオープンカフェで。寒いからか割とみんな真剣な顔で食べていて、なかなか印象的な光景でした。
ベルギーのガイドブックを見ていたら、ここでもムール貝が有名、且つ美味しい季節ということなので、私たちは早速ベルギーに着いた1日目のランチで注文しました。
メニューの一番上に書いてあったムール貝料理はムール貝のマリネ。
ん、マリネ?一番上に書いてあるくらいだから、一番オーソドックスなのだろうということで注文しましたが、普通、白ワイン蒸しがオーソドックスなんではない?と思いました。日本のアサリだとそうじゃないですか。(因みに白ワイン蒸しは、二番目に書いてました)
結果、セロリとか少し混ざった形でやってきました。ムール貝もくせがあるので、意外とこのセロリは合います。
それにしても迫力あります。
見た目。
日本だと、料理に2、3個入っていて、皆んなでご飯をシェアしている時に、自分のお皿にそっとよそわれた場合、ラッキーくらいのものだと思います。パエリアやスパゲティアラビアータなんかに入ってますよね。
なので、自分で注文したものの、このバケツ一杯のムール貝を見てしみじみと異国に来たのだなあと感じてしまいました。これで、23€くらいです。だいたい3千円くらいでしょうか。
このムール貝、最初は珍しいし美味しいのですが、そしてセロリも爽やかなアクセントになっているのですが、ご想像の通り、だんだんと飽きてきます。だんだん、カキの食べ放題みたいな感じになってきます。
その為、我々は、一緒に注文した海老のコロッケ(こちらもベルギーの名物のようで、他のレストランのメニューにもよく見かけます。美味しいし、濃厚なお味です。チーズのコロッケももちろん美味しかったですよ!)についてきたレモンを絞ったりしていただきました。
そして、2人ともここに醤油をたらりと一つ垂らしたら美味しいだろうなぁと思って食べていました。ビバ醤油。
フランス同様、こちらの方は、1人でこのバケツ一杯のムール貝を食べています。スターター、そして、各々が肉料理、魚料理を選び、人によってはこの美味しい季節料理ムール貝を注文するわけです。
やはり味覚もお腹の入る量も違いますよね、海外。バケツ一杯1人で食べても飽きないということですものね。食文化の違いとしかいいようがない。日本人はやはり、2人か3人でシェアすることをお勧めします。
それにしても、昼下がりから仕事を引退したようなおじいさんが1人でビールやワインを飲みながら、ゆっくり食事を取っている様子ってなんだかいいですね。
世の中のおばあさんはどうしたんでしょうか。おじいさんにかまっている暇はないのかな?おばあさん同士でケーキやワッフルを食べて、話に興じているのでしょうか。
よくわからないわけですが、おじいさん達の食事風景は割と幸せそうで、こちらもなんだか幸せになりました。