アイスランド ゴールデンサークル日帰りツアー シンクベェトクリル国立公園で大陸プレートの間を歩く
こんにちは、きみちゃんです。
やっとツアーのバスが目的地に向けて出発するも、バスの外は恐ろしいばかりの雨でした。雨と、広がる雪景色、そして真っ白な空、窓ガラスも白い。白い、白い、どこまでも白い、かろうじてバスのワイパーが土砂降りな雨を振り払っております。
アイスランドは天気が変わりやすいから、という言葉を信じたいけれども、一向に止む気配なんかないじゃないかという状況です。
気分もダダ下がりながら、それでも、バスに乗り込む時に渡されたタブレットに自前のイヤホンをセットして、アイスランドの景色と歴史を学びます。
(イヤホンは買えますが、物価高いアイスランドですから絶対に自分で持ってきた方が良いですよ。ICELANDAIRの機内でもイヤホンは買わないとダメです。航空チケットにはついてきません)
このツアー、GPSが付いている為、その場所に進むとポイントポイントで音声が流れ、画像を見ることができるのです。
よくできてますよね。
もちろん、日本語を選択できます。
こちらの教会や美術館に行った時も、大体こういうタブレット音声と画像案内がお値段込みだったり、お値段別だったりして付いています。
観光場所によっては必要のないところもあると感じますが、アイスランドのゴールデンサークルツアーに関しては、タブレット説明は良かったなと思いました。
(シンクベェトクリル国立公園に向かうまでは、はっきり言ってその場所に来て説明が始まっても、窓の外が白くてなんだか見えなかったけどね)
因みにバスを降りたら、その景色に集中する為、タブレットは置いて移動します。
シンクベェトクリル国立公園
「アイスランドは北米プレートとユーラシアプレートの二つのプレートが生まれる場所」で、普通は海底の中にしかないのだそうです。
そりゃそうですよね。普通、プレートの堺なんて見たことないもの。地震が起こるこの原因のプレート君は、海の中に沈んでいるわけです。
しかしながら、ここでは、そのプレートとプレートの間の割れ目が、地上でも見られるという超珍しいところなのです‼
毎年約2センチほどプレートがぎゅぎゅぎゅっと広がり、大地が広がっている、そんな地球のパワー溢れる場所に立てる、そして歩ける場所が、ここシンクベェトクリル国立公園なのです。
あまり見えない力とか信じる方ではないですが、そういう大地が動いている場所って、エネルギーがもらえそうな気がしますよね。力が集中しているところに立つってどきどきします。
しかしながら、この気が集中しているこの場所での天候はといいますと、どしゃぶり且つ、強い風且つ、雪で足を滑らせるんじゃないの⁉という程の、はっきり言って最悪な状況でした。
本当に本当に、ウォータープルーフのパンツと靴を揃えてきてよかった。そして、バスに乗る前に心配していたように、私のシームレスダウンはどんどん雨が染み込んでいきました。
こんなこともあろうかと、シームレスダウンの下にはウルトラライトダウンも着ているので、なんとかなるだろうと思っていたものの、40分くらい外の大雨に打たれた結果、なんだか肩の方が寒くなってきたわと思いました。
後でバスでシームレスダウンを脱いだら、結構な割合で、ウルトラダウンの上まで雨水が浸入していました。それもこれも、セールの時期だから6,000円くらいでウォータープルーフのダウンを買えたものをけち臭くお金を渋った結果です。
その後、奇跡的に雨が止み、且つバスの中の温かさで私のシームレスダウンは回復し使えるようになりましたが、ツアーでもアウトドア系のものはやはり、身を守るものをおろそかにしない方が良いと思います…アイスランドでは土砂降りでもツアーは決行されるので。少しでも快適に楽しめる服を用意ください。
シームレスダウン自体に文句を言っているわけでは、もちろんありませんよ。
シームレスダウンは30分大雨の中歩いても染みないことが検証されましたw
今冬シーズンUNIQLOで購入して正解だった商品 - 鈴の実。~British Life~
そんなわけで、ものすごいところに立って、且つものすごい場所を歩いているにもかかわらず、その感動は雨の威力に負けてしまっていたのですが、でもこんなに思い出深いプレート観察もないじゃないのというのも意見です。
旅にはいろんなことがつきもの。
本当にずぶぬれになって、帽子もダウンのコードもびしょぬれで且つ眼鏡が白く曇っていて既に誰だかわからない面白い人物の写真をゲットできました。
誰じゃこれは、そうわたくし、きみちゃんです。
「アルシング」世界初の民主議会が開かれた場所
この公園は、世界初の民主市議が開かれた歴史的な場所でもあり、そこには国旗がたっています。国旗を背にした方が北米プレートで、その前でガイドの人の説明を聞きながら、というか、雨でほぼ無視しながら写真をパチリ。
国旗以外にはその歴史的な場所を記すものは何も残っていないのですが、それがやはりプレートのところであるということで、神聖な場所、エネルギーのある場所と、昔からみんな感じていたんだろうなと思います。
処刑の池
それから、そこから少し行ったところに、処刑の池があります。
1550年に起きた宗教改革がアイスランドにルター主義をもたらした。その年、最後のカトリックの司教は彼の2人の息子とともに斬首されました。そんな感じで、この池に沈めて溺死させた池です。
プロテスタントの為に。
魔法使いの疑いで処刑された21名のうち、女性は1人いたとか。
魔法使いという言葉って、宗教関係から産まれたんですものね。
宗教的なものは、いつの時代も徹底した排除を求めていて、日本人の私には、この徹底したという感覚がやばいなと感じるのみです。
ということで、なんとも不気味な池ですが、とにかく、こんな感じで凍っています。
良い事と悪い事(制裁)が混在する、興味深い場所、シンクベェトクリル国立公園です。
河の様子も絶景のはずなのですが、雨で、雨で、雨だったね、という記憶です。
でも、ほんとうに、すごいとこに行ったなぁ、我々。
参考にした書類