鈴の実。

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鈴の実

夏のイングリッシュガーデンを堪能したい。世界遺産 ロンドン王立植物園、キューガーデンを歩く。

こんにちは、きみちゃんです。

 

ロンドンの好きなところ、それは、緑が沢山あることでした。

緑の雰囲気が、日本と比べて、本当はもっと限定的に言うと、東京都比べて自由にのびのびとしているような気がする。

 

だだっぴろい芝生の生えた公園で、みんな体操したり犬と散歩したりキャンプしたり、我々はAmazonでバドミントンセットを買ってバドミントンをしたものでした。

 

そんな素晴らしい公園がたっぷりある中で、とびきり植物をたっぷりと堪能した夏のキューガーデンの話です。

 

キューガーデンは、王立植物園であり、世界遺産にも登録されています。Wikipediaによれば、ロンドン南西部にあり、とありますが、オノ・ヨーコさん宅で有名なリッチモンドの近くにあります。

 

キューガーデン(Kew Gardens)はイギリスの首都ロンドン南西部のキューにある王立植物園キュー植物園などとも呼ばれる。1759年に宮殿併設の庭園として始まり、今では世界で最も有名な植物園として膨大な資料を有している。2003年ユネスコ世界遺産に登録された。新種の発見などに貢献している。

 

ちなみに公式HPでは以下の説明が記載されております。

Kew is London's largest UNESCO World Heritage site offering unique landscapes and iconic architecture from every stage of the Gardens' history. Our collection of living plants is the largest and most diverse in the world, growing out in the Gardens and inside our glasshouses.

 

 

このキューガーデンは、ロンドンの我々のフラットからふらりとバスで行ける距離にありました。

たまに電車通勤の為に電車に乗る駅までバスで通っていたことがあり、そのバスから、キューガーデンの様子を覗くことができました。

 

交通機関と入門に関して

我々が入園したのは、メインゲート(エリザベスゲート)でした。

バス停からはメインゲート、駅からはヴィクトリアゲートが近いです。(あくまで私見。HPのアクセスは以下の通りです。)

By tube Kew Gardens station (500m to Victoria Gate)
By train Kew Bridge station (800m to Elizabeth Gate)
By bus 65 stops at Victoria and Lion Gate

 

我々は夏にメインゲート、春にヴィクトリアゲートから入ったわけですが、個人的な感想としては、この広大な庭園の全貌を把握するのは、メインゲートから入った方がいいのではないかと思います。

 

ヴィクトリアゲートは、庭園でいうところの中間にある門なので、スタートとゴールが中間にあるみたいな感じになります。

 

メインゲートは公園の位置的には端にあるので、さぁこれからスタートだという感じになります。

 

もちろん、そんなこと全く気にしないわという人が多いと思うので、交通機関として近い方から入園してください。

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門の左側に入園料を払うところがあり、寄付付と寄付なしを選択できます。

寄付なしでも、結構高いお値段です。1£=150円で換算すると、大体2500円くらい。

公園を散歩するだけでそんだけするの?という気もするわけですが、でも中に入ると割りと納得。

 

維持費や手入れ代はそれはかかるよねという感じ。

Online ticket prices (until 31 October 2018)
Adults £17.75* / £16

(17.75の方は寄付つきのものです。)

 

入園料を払って広大な敷地を歩き出すと、すぐに体のまるっこいバードがお出迎えしてくれました。

王立植物園として有名なキューガーデンですが、植物だけでなく、こういう珍しい鳥もみることができます。

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入口から夏の草花が季節を謳歌しています。

そこら中にビニールシートを敷いて、寝そべったり、ランチをしている人もいます。

 

キューガーデンには、レストランもありますが、こんなに美しい景色があれば、芝生の上でピクニックをしたいと、私は思います。

日本じゃあ山を登った時くらいしか、ピクニックにならないんだもの。(あと、お花見?)

 

我々はランチ後だったので特にご飯は持ってこなかったけれど、アイスクリーム屋さんの前の大行列をうらやましげに見ながら、先を進みました。

 

イギリス人の好きなもの、それはパブとアイスクリーム、これ常識らしい。

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見どころ ザ・ハイヴ 

ラベンダーの後ろの方で、人が左側にたくさん向かっていくと思ったら、見どころであるミラノ万博の金賞作品、巨大な蜂の巣のような作品《ザ・ハイヴ》がありました。

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この建築物は、キュー・ガーデン内にある蜂箱と接続されており、感知した蜂の動きによって音や照明が変化するのだそう??

 

確かにこのハイブの下に、蜂の羽の音が聞こえる装置のようなものがあって、順番にみんな音を聞いていきます。

正直だからなんだ?というものではありますが、結構な羽音でもあります。

 

下から上を見上げるとこんな感じ。

子供が半透明な床から下を覗き込んでいます。

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中に入って上を見上げると、なんだか遺伝子記号の中にいるみたいな不思議な気分になり、

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それから今度は半透明な床から下から見上げる人を、上から眺める形となります。

とってもとっても不思議な空間。

そして、美しい螺旋です。

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見どころ Palm House

ハイヴを後にして、Palm Houseに向かいます。

 

そもそもこんなにもう暑いのに、暑いPalm Houseに入るのかと言われれば、もちろん入ります。

 

もともと暑いところと熱帯植物が大好きなのです。

ガジュマルとか、この木なんの木の木とか、沖縄とかハワイとか。

熱帯植物の生命力、ラブ。

思い切りHolidayという感じ、ラブ。

 

当然のことながら、ハウスの中はとっても湿気が多く、高温です。

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イギリスにいることを忘れてしまいそうな熱帯林たち。

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そのエネルギーに魅了され、時々あがるスプリンクラーでよりヒューミッドな空気を味わうことができました。

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Palm Houseの前の銅像がなんともいえず可愛くて写真を撮ってしまいました。

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さてさて、熱帯植物館を過ぎて、向かうのはバコダ。

Andrew が大変美しいと勧めてきたので楽しみにしていました。

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が、まさかの改装中。

今回キューガーデンは改装中が多かったです。

まぁ、何年も続いているから修復も必要なんでしょう。

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見どころ アイス屋さん

バゴダ修復中ではあるものの、気をとりなおして、定番のアイスを食べます。

 

夏の天気に、赤いパラソルが本当に絵になる♡

ここはアイス屋さんの隣の、ご飯ものですが、我々はお腹がいっぱいなので、残念ながら食べられませんでした。

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ということで、チョコレートとオレンジのやつにしました。

アイスクリームを食べて、芝生に持ってきたビニールシートを広げて、帽子を顔にのせながら、ごろごろとのんびりタイム。

 

いつもは慌ただしく、のんびりする余裕もないのに、こうやって芝生に転がっていると、どんどん心が静まって落ち着いていきます。

自然に抱かれるってステキです。

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見どころ、木の上

HPを見たのですが、このアトラクションの名前を忘れてしまいました。木の上を歩こうみたいなものだったと記憶しています。

 

この木の上、エスカレーターもあるのですが、そこは気合を入れて階段を上り上へと登ります。

 

しかし、このツリーからツリーまでの間の端が、本当に事故が起きちゃうんじゃないのというくらい、嫌な揺れを感じました。

 

とても楽しかったのですが、早く降りたいわという気になった。

私は高いところが得意なのですが、揺れるのは、ちょっと。。。

 

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見どころ Lake and Sackler clossing

この湖にかかる端の絶妙なカーブを写真に納めたくて何度もトライしたのですが、微妙な写真となりました。

 

しかし、この湖に映る橋のカーブを見てください!的に撮った写真です。

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自然のモチーフのお土産が可愛い

ハイヴでも紹介した蜂をメインとしたチョコレートや、それこそはちみつが揃います。

ハチミツをきりとってあの八角形の状態をキープしたハチミツなんかもありました。

欲しかったのだけれど、そこまでお土産を買いすぎていたこともあり、私はセーブ。

 

花の石鹸やアロマやフレグランス等もあります。

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一日たっぷりと楽しんで、少しだけ日が傾いた噴水への太陽の光が美しかったです。

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花々もまた、夏の夕暮れにまた違った表情を見せていました。

本当に本当に大きな植物園で、一日たっぷりと時間を使ってしまいました。

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キューガーデンを出てバス停に向かって歩いていくと、隣の公園でクリケットを楽しんでいる人々に出会いました。

 

なんとなく、夏の日の非常にイギリスらしい風景を見たなという一日でした。

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情報 

場所  :キューガーデン

営業時間 :10:00〜19:00

 

サイト : Plan your visit to Kew Gardens | Kew