小高い丘のロンドンエステ
Muswell hillでマッサージ。
Hillというだけあって、ちょっと小高い丘の上に、その日本人の女性が経営しているサロンはある。
少しだけ秋の気配が出てきた8月の終わりのロンドンで、その街を一望できる丘を私とコモンは歩いていた。風は少し冷たいけれど、駅からの道でじんわりと温かくなる。
これで2度目。慢性の腰痛と慣れないロンドン生活でストレスフルになっている時にコモンがネットで、日本人のマッサージをいくつか探してきてくれた。
確かにロンドンでは現地の素敵なエステサロンは沢山ある。だけど、英語を使い、そこに行ってみようと思う程の体力は私の中には全く残っていなかった。正直、一ミリも。
そして、今回もとてもとてもとても私は疲れていた。どうしてこんなに疲れ果てられるのだろうというくらい。まぁ、きちんと原因はあるわけですが。
だから、サロンの中のディスプレイのセンスの良さ、今回は、梨とティーカップが可愛く並んでいた、隅々まで掃除され、空気まで浄化されている感じ、水の流れる音をバックミュージックに、そして、エステをしてくれる人の凜としたたたずまいで、私の体は今回も癒されました。
癒しを提供するって、本当に難しいことだと思う。少し歪んだものがあると、晒した肌にそれが吸収されるので近寄りたくないなとなる。
だから、海外の生活で自分にあったマッサージの場所を選ぶって、大変だけど、出会いだなとも感じる。結構、幸福度が高い。
探してくれたコモンは今回もスタバでお仕事をしつつ、時間になって迎えにきてくれた。
色々辛いけど、やはり素敵なこともいっぱい、わかりつつも奮闘中なロンドンライフ。きみでした。