鈴の実。

旅のこと、日常のことをゆるりとつづっています。

鈴の実

アビー・ロードを聴きながら ビートルズへの愛情を込めて

ビートルズの音楽はいつも周りにあった。

実家に赤盤と青盤があったし、田舎の高校のダンスパーティーでも、ビートルズだった。

ダンスパーティー?いつの時代?ってお思いでしょうけど、そういうのがあったんです。県立の男子校と女子校と共学の進学校で、同日の学祭の夜、どこの高校に行ってもよくて、勝手に踊ってくる的な。解釈は違うかもしれないけど、まぁ、言うなれば出会いの場所だった?

 

それはそうとビートルズ、いいですよね。

きみちゃんは、大学時代に過去映画を見まくっていた時期があり、ビートルズのやつも何本かみました。

ある日、その中の一本に、若かりしジョンレノンがインタビューに答えているものがあり、なんかものすごく感動する言葉を彼が言って、その後にこって笑う場面があったんです。

私、その笑顔によくわからないけど完全にノックアウトされました。たぶん、発言した言葉がよくて、その後の笑顔だったからのノックアウトなんだけど、今では覚えてるのはその笑顔だけです。言葉ってあやふやなものですよね、単に私の記憶力の無さが原因なのかもしれませんが。

By the way, それから、私はTSUTAYAで何本もビートルズのアルバムを借りて聴きました。そう、iTunes Store 使用するようになるずっと前の話です。

 

ロンドンに住んで、だから行きましたよ、もちろんアビー・ロード!!

 

アビー・ロード・スタジオを背に、一列になって横断歩道を渡るビートルズのジャケットの、あの有名なアビー・ロードです。

 

地下鉄St.John's Wood駅を降りた時は、人も閑散としていて、その横断歩道を探しに歩いている間も観光客らしき人もいなく、なんだかんだいっても横断歩道だよね、もしかしたら場所が間違ってるんじゃないだろうかと不安になっていたら、ありました。

人だかり。

でも、人だかりといっても混雑という程ではなく、でも完璧にアビー・ロード目的で、ランランとしている待ち人達。

みんな、早くあの写真とおんなじ姿を撮りたくてうずうず、車が通り過ぎたら順番にあの歩き方と撮影会開始です。

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しかし、この道路、本当にただの横断歩道なので、かなり頻繁に車が通るんですよね。

車の運転手は、名所だと知ってるもののおいおいおいと思っている感じの人も多かったような。中々車のあくタイミングを見計らって、写真を撮るのは大変でした。 

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で、横断歩道を歩いている人たちをみながら、気づいたことがあります。格好がよい写真を撮る為には、腕を大きく振るのがポイント。

たぶん。

だから、是非ここにきた方は、恥ずかしさを捨てて手を振ってください。

もしくは、事前にジャケットを観察し、策を練ってきて下さい。

 

アビー・ロード・スタジオの前で、ビートルズの音楽を携帯で流している人がいたのですが、この場所でビートルズの音楽を聴きながら、横断歩道を歩いている人たちを見ていると、とても楽しい気持ちになりました。

偉大だな、ビートルズ、と。

老若男女問わず、様々な国の旅行者がただ楽しそうに歩いている横断歩道、そんなところ世界中の何処にもない。

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駅に戻ると、着いた時は気づかなかったのですが小さいビートルズショップがありました。

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ここで、買いたいような買いたくないような。結局何も買わなかったんですが、これ、目ざとく見つけましたよ。

ジョン・レモン。

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こちら、今、まさに、オノヨーコさんが問題視していますよね。

でも、私たち、これみたとき、笑っちゃったな、センスいいねって思いました。

それは、別にレノンをもちろん冒瀆した笑いではない。まぁ、権利関係とか私の知らないところで色々あるのかもしれないけど、あの横断歩道の光景を思い出すと、もう少し広くゆるく、ビートルズの音楽を聴くように楽しく、格好よくならないのかなと思ってしまう、私はあまいのですかね。

 

きみちゃんでした。