ラウンドアバウト攻略法、人生で初めて200キロを運転する為に
新しい場所に行く為には。。。
⑴一歩を踏み出す勇気
⑵それなりの知識
⑶多大な努力
これは、きみちゃんが本日ドライブをする前に、ベッドの中で唱えていた言葉です。
私は日本で十数年間ペーパードライバーでした。というか、免許を取ってから一度も車を運転したことがなかった。
1つ目の理由は東京でずっと暮らしていたから、2つ目は、単に事故を起すことが怖いから。
そんなわたくしが、イギリス駐在という話と同時に飛び込んできた言葉が、車が運転できるかというものである。
本気ですか、と思いました。
私は、もう一生車を運転することはないだろうと確信を持っていたから。
いや、例え運転することになるにせよ、それは子供がもしも出来て病院に行くことになったらとか、親が年をとって病院に連れて行くことになったら、というどうしてもの時だと思っていたから。
「それってどうしてもですか?」
答えは限りなくYES。
膨大な時間をかけてバスと電車に乗り継いで会社に行くということも可能であるが、現実的ではないと。なぜなら、たまにイギリスに来た日本人の為のドライバーをしたり、もっととっても遠くの事業所に行ったりするからだよとのこと。
人生は、たまに、こんなに早くどうしてもという時がやってくるのである。
1.人生で初めて毎日運転することになった車
それは、ベンツです。メルセデスです。
全く笑ってしまいますよね。
ベンツだなんて。
初めてなのに。
このベンツ、右ハンドルですが、ご存知の方も多いと思いますが、ウインカーが左にあります。ペーパードライバーコースで練習していたのは、当然日本車なので何度か右のヤツを触ってしまい、それはドライブとバックとニュートラルのバーなので、やばいことになりました。
車が止まって動かなくなりました。
しかし、流石に(本当はよくわからないけど、練習していた日本車と比較すると)こちら、車体が重く安定するのでしょう。70マイル(マイル✖️1.5が大体のキロ数です)出してもあまりスピードを出してるように感じません。
2. イギリスで運転する際の最重要ポイント
①ラウンドアバウト は右が優先
②ボンボリのところは歩行者が優先
聞いてはいたのはものの、本当にラウンドアバウトだらけです。中にはラウンドアバウトなのに信号があったりします。
ボンボリは、以下の写真の黄色のやつがボンボリです。
3.ラウンドアバウト攻略法
①どこの車線に入るか覚えるべし
②兎に角、ラウンドアバウトに入る前に右から車が来ないか確認すべし
③当分出ないなら内側のレーンに入るべし
④出るところがわからないならそのまま回り続けるべし
⑤内側から外側に車線を変える時はウインカーを出すべし
⑥パニックにならないべし
①がいつも出来ればベストですが、初めての道は当然無理。なので、そうですね②と⑥と④がやはり大事ですかね。
でも、これ、本当に難しいです。
4.人生で初めて200キロを走らなくてはならない日の為に
会社でとにかくその距離を走らねばならなくなり、仕方がないのでとりあえずどんなことになるか練習してみました。
今回はオックスフォードのサービスエリアに行って、ランチを食べて帰ってくるという練習。
ペーパードライバーを解除したばかりの人間が高速の青い看板を確認しつつ車線を変えていくというのは、とても至難な技です。しかし、出来ないことには目的地にたどり着けない、もちろん、これが答えです。
しかし、たどり着けないというのは違うかもしれない。もし、道を間違ったとしても必ず他に向かえる道が出て来ます。高速だって、どこかサービスエリアでルートを戻るとかできる。
とすると、やはり大事なことはパニックにならないことなのだと思います。
5.高速料金
イギリスの高速料金はただです。料金所はありません。
6.オックスフォードサービスエリアはとても大きい
そして、きれいです。噴水もあります。
しかし、日本のご当地グルメみたいなものはありません。
日本ではサービスエリアにそのご当地グルメを楽しみに行く人もいると思いますが、ここは、スターバックス、バーガーキング、ケンタッキー、フィッシュ&チップスのチェーン店がどーんとあってそこからランチを選ぶ感じでした。
私はなんというお店かは忘れましたが、やはりチェーン店でメキシカン料理を頼み、ベリースムージーを注文。まぁまぁという感じの味です。
因みにコモンはバーガーキングでした。
7.結論
今回は、ほぼ高速だったので往復2時間20分くらいのドライブでしたが、無事にお家にたどり着けました。
そして、本番はこれからです。
とてもドキドキしています。
しかし、私はやはり思い返すのです。
新しい場所に行くんだもの、大変なのは当たり前なのだと。最初の冒頭に書いた言葉を繰り返すわけです。
大変なのは当たり前なのです。