山形旅館、古窯の素晴らしさ
こんにちは、きみちゃんです。
海外に住むと、日本の旅館が恋しくなる。
今、一番行きたい旅館は、山形県にある古窯だ。私たちは、かみのやま温泉駅にトレイユに乗って向かった。
トレイユ、それは足湯車両のある電車であり、しかもそもそも内装デザインが可愛い。
赤い座席に、黒でブドウやラ.フランスの模様が座席の上部や棚にデザインされている。椅子は畳敷きで、黒い正方形の座布団がそれぞれ設置されている。つまり、とてもお洒落な電車なのです。
このトレイユ電車の中で足湯券を買って、時間制で足湯に入ることができます。
ゆっくりと車窓を見ながら足湯に入っていると、短い区間を乗ったというのもあるけれど、あっという間にかみのやま温泉駅に着いてしまう。
もう少し足湯を堪能したいところでした。
かみのやま温泉駅に降りたのは我々二人だけで、その閑散ぶりにちょっとどきどきした。本当にこの駅でいいの?という感じでした。
シャトルバスもあるようだけれど、ここはこの寂しい感じの駅で待つのもあれだとタクシーで向かったら、山の方に駅前では想像もつかなかった温泉街が現れました。
そして、どーんと、立派な古窯旅館が。
旅館の中は他県から訪れているお客さんでいっぱいです。あの閑散が嘘のよう。
みなさん、ツアーでバスとかできてたりもするのでしょうか。
お茶を飲むスペースや、お花を飾るスペースがある。泊まったお部屋は、それでも旅館の中ではリーズナブルなお部屋のはずですが、この充実感。
コモンの福利厚生よ、ありがとう。
浴衣は大きさが何種類も選べて、しかも一泊2日で二枚使えます。
夜、朝と温泉三昧なので、便利です。
古窯さんで素晴らしいのは、そのコスパのよさ。
料理が本当に素晴らしかった。
雪で作られたかまくらの中のお刺身。
山形といえば、米沢牛。これは米沢牛だったかは忘れてしまったけど、柔らかくとても美味しいお肉でした。
フグと干し柿とサクランボのお寿司だそうです!斬新!
名物、芋煮。とても上品な味付け。
フォアグラ入りの茶碗蒸し。
最後の締めのご飯には、つや姫で、
そして、お漬物にもサクランボです!
デザート古窯の名物釜出しプリン。
品数が素晴らしいのに、不思議とすとんと食べられる量。だから残すこともなくて、料理を残すことが嫌いなきみちゃんは、そこも良かったです。
夕飯後は、ロビー階で、太鼓の演奏とかもきけて、これが意外と迫力あって楽しかった。昔、青森の旅館で、津軽三味線をきかせてくれるとこがあったけど、そういうパフォーマンスがあるとお得な感じがします。
朝ごはんはバイキングで楽しくすんごくたくさんの種類のおかずを選べます。
朝ごはん好きのきみちゃんとしては、目移りしながらおかずを選びました。
古窯さんの旅館の名物として、蔵王を見ることができる露天風呂の温泉、そして、下の方にも、とてもユニークな紅花船を模したお風呂があります。貸切風呂も予約したけど、個人的にはそこはそれほど、というものではなかったです。
貸切しないお風呂で十二分に楽しめます。
温泉に入り、火照りを癒すために、美味しく新鮮なお水を飲み、また温泉に入り、あー最高ですよね、本当に。日本って素晴らしい。
温泉万歳。
そして、古窯温泉にはオシャレなトイレというものもあります。珍しいし、かわいい。
私は元来食いしん坊なので、イギリスにいる今、このblogを書いてあー、またあれを食べたいとか思ってます。
そんな風に思うのもこの気候。
日本だったらもうすっかり温泉が似合う季節です。
そんな時に、とても思い出深く素敵な旅館だったので紹介してみました。
何にもしなくて、旅館でのんびりとかもいいですよね、疲れたときは。
そういえば、漫画の「3月のライオン」で賑わってたな、山形。
「3月のライオン」大好きです。
日本に帰ったら読みます。
オンラインは、コミック本と同時期発売なのかな。それなら、イギリスでも読めるのだけれど。