鈴の実。

旅のこと、日常のことをゆるりとつづっています。

鈴の実

品川駅で見つけた箱根駅伝のTENKA 天下統一

こんにちは、きみちゃんです。

 

皆さんは、箱根駅伝が好きですか。

私は大好きです。

 

眠ることが好きなきみちゃんにもかかわらず、箱根駅伝の1月2日と3日は早起きして、最初からみようとして大抵起きられず、1区の途中から見ています。

毎年田舎に帰っていたので生ではなく、テレビ観戦してました。

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母校愛なんてこれっぽっちもないにもかかわらず、この日だけは、出身大学がどの位置につけるかじっと注視してしまいます。

上司の大学の方が良い順位だったら、この一年間最悪だなとか、まるで関係のない関係性を勝手に考えたり。 

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写真は品川駅のホームで見つけた箱根駅伝のユニフォームとシューズです。

これを見たら、あっと言う間に、あのふつふつと湧き上がる情熱、吐く息の荒さがよみあがってきました。

おお、TENKAかぁ。

天下統一なり。

  

箱根駅伝の面白さ

今更こんなことを書くのは恐縮すぎるのですが、皆さんとの同意見の共有でございます。

箱根駅伝の面白さと言ったらこれですよね。

  1. どこの大学が一位になるか。
  2. どこの大学がシード校になるか。
  3. どこの大学迄が襷を最後まで渡せるのか。

 

泣ける。この3つを羅列しただけで、もう泣けてきます。

 

青山学院大学が箱根駅伝で一位になった時、箱根駅伝の歴史が、明らかに変わった瞬間でした。

テレビの前で、1人で興奮し、「すごーい、すごーい」と連呼したことを覚えております。

だって陸上で青学?聞いたことないよ、今まで。

しかしそれがもう三連覇している。

今回の作戦は〝ハーモニー大作戦〟とのこと。  

四連覇はなかなか厳しいという前予想や、いやいや箱根駅伝は強いという言葉や、色々と飛び交ってますね。

 

次にシード権争いですが、またテレビ放送のアナウンサーも煽るわけです。

「卒業していく先輩が後輩にシード権を贈ることができるでしょうか」

確かに陸上で長距離を大学で頑張っている人は、箱根駅伝を目指している人がたくさんいると思います。

だから、来年の箱根駅伝に確実に出場できるかどうかというのはとても大きな意味を持つと思います。予選でもしも負けてしまったらスタートさえたてないわけですから。

だからこのシードに入れる10位と入れない11位の差は物凄く大きな差があるわけです。

デッドヒートは見ものです。

 

そして母校の伝統と歴史の襷リレーができるかどうか。そう、あの繰り上げスタート残酷さです。

往路と復路では違うようですが、大抵は復路から繰り上げスタートなので、復路としてご説明すると、一位からの差が20分だと繰り上げスタートしなくてはならないわけです。

交通上、長時間道路を封鎖できないなど理由があるようですが、残酷にもこの繰り上げスタートルールが確実に箱根駅伝の魅力となっていると思います。

もうあと数メートル走れば、襷を渡すことができるのにスタートのピストルが鳴り、目の前で襷を渡すはずの仲間が、仮の襷をかけて先に走っていってしまう。

なんという残酷さ。

その区間の終わりまで走ってきた選手は、倒れこみ泣き崩れる。

あと1分だけ、自分が早く走ることができたら、いや、あと30秒、20秒、10秒だけ早く走ることができたなら、母校の伝統と前の走者たちの想いをつなぐことができたのに、そう彼の背中が泣いている。

 

つまり、三つとも走っている人と観戦している人の感情がぐらぐらと揺さぶられる状況なわけです。

これが箱根駅伝の魅力です。

 

個人の歴史と箱根駅伝の歴史と

アナウンサーの選手紹介が上手というか、よくもまぁこんなにも人の心を揺さぶる個人の歴史があるものだと思います。

両親や兄弟や祖父母や、色々な家族の状況が説明されたりして、思わず感情移入して泣いてしまいそうになります。

なんなんでしょう。走ることは苦しいことをみんな知っているから、色んなことを背負ってそれでもなお走る人を見ると感情移入してしまうのでしょうか。

 

そして、箱根駅伝自体の歴史。

第二次世界大戦の一時中断や、一時復活の箱根駅伝の話が流れると、そもそも個人的に先の第二次世界大戦に興味がある(大好きな祖父が戦場に行った過去があるからかもしれません)為に、感慨深く思ってしまいます。

  

箱根駅伝のCM 

箱根駅伝の時の途中で流れるCMも私は好きなんですよねぇ。

歴代の山の神たちが映ったり、サッポロ生ビール黒ラベルの「大人エレベーター」では、今年は誰がどんなこと言うのかと楽しみにしています。


箱根駅伝を走る大学生は、大人でありまだ大人じゃなくて、その箱根駅伝の合間に「大人とは」とCMで完全に大人と呼ばれる大人が語る言葉が、これからの人へのエールに聞こえる。


そして、それはまた既に大人になってしまった我々に対しても別の意味でのエールに聞こえる。
年の初めのエールを、箱根駅伝を見ながら聞くのはとても良いものです。

 

結論

私は箱根駅伝で駅伝を見ているよりも、人の感情の動きを見ているのかもしれません。

確かに大昔に陸上をやっていたので観戦するのが好きだということもありますが、そうじゃなくても箱根駅伝は人を見るという意味でとても楽しめます。

 

箱根駅伝ファンの方は、品川駅のホームに飾られたユニフォームとシューズを見ているだけで楽しめると思いますよ。

おすすめです。

 

私はといえば、2日から仕事!

箱根駅伝は見れない模様…。

ロンドンは12月31日と1月1日しかお休みにならないんですね。

日本は恵まれてるなぁ、本当に。