ロンドンにおけるアラフォーの恋愛事情
私がロンドン赴任をすると決まった話を、行きつけの美容師さんにした時の話。
「いいですねぇ、私のお客さんでも、ロンドン行ってる方、2名くらいいますよ」
お話を聞くと、どうも1人は外資に勤めているばりばりのキャリアウーマン、そして私と違い英語もかなり堪能らしい。英語に関しては、本当うらやましい限り。
もう1人は、ある日突然会社を辞め、ロンドンにアロマの勉強に行ったというアラフォーさんとのこと。
アロマの勉強はもちろん、もっぱらロンドンで婚活中とのこと。
たしかに、オノ・ヨーコさんほどの例にはなかなかなれないかもしれないものの(この例は極端すぎますね)、ロンドンに行けば、もしくは海外に行けば女子はもてるとよく聞く。
「でも、彼女は、この前一時帰国のときに、ロンドンではもてるけど、みんな結婚してくれないって言ってましたよ」と美容師さん。
まぁ、国際結婚ともなると、法律的に簡単ではなさそうだし、海外に行ったからといって、誰もが簡単に相手を見つけられるというのとも違うのだろうと思う。
でももう少し掘り下げると、アラフォー女子に結婚しないと自分はだめなんじゃないかという圧力をかける国、日本の雰囲気はたしかにしっかりと、そこらこらにあるよねということ。
婚活という言葉も、そういうところから生まれるのかもしれない。
バレンタインデーも近いので、ロンドンの対面レッスンから、今度は英語スカイプでお世話になっているアンドリューに、日本のバレンタインデーは女子から気になる男子へのチョコレートプレゼントだったんだよという話をした。
(因みにヨーロッパでは、男子が好きな女子に薔薇の花をプレゼントする日。女子としてはこっちの方が良かったんじゃないのと思うけど、それはそれでなんらかの悲劇とか喜劇とか産んじゃったりするのだろうか)
「でも、最近は違うのよ。
みんな、女子は自分の為に美味しいチョコレートを買うの。
サロンドショコラに行ったんだけど、一粒500円くらいのチョコレートを、みんな自分のご褒美に買うわけ。
フランスのショコラティエと写真とか撮って、サインとかしてもらったりね」
「自分に良いチョコを買うのは合理的だね。でも、カップルはバレンタインデーに食事とか行くんじゃないの?」
「相手がいればそういうのもあると思うけど、日本の女性は、今海外に行って男性を探しているくらいだから」
とここまできて、何を話したいのかというと、アンドリューによれば、ロンドンシティでバリバリ勤めているアラフォーの女性である自分の生徒に、誰かいい人紹介してくれと言われて、紹介してうまくいってるという話。
そして、アンドリュー曰く、彼が知っている日本人男性の中で2人、イギリス人のお嫁さんを貰った人がいるとのこと。
だから、あながち、海外に行って、パートナーを探すと可能性が広がるという話はでまかせではないのかもしれない。
その時は単独で探したりするより、アンドリューのような顔の広い英語の先生、しかもとても感じのいいおじさんを頼るといいかもしれないと思いました。
「ロンドンでは、そんなに年齢とか気にしたりしない」とアンドリューは昨日のレッスンで言ってました。
日本の変な呪縛に傷つくより、えいやとその壁の内側から飛び出してみるというのは大事なことなのかもしれない。
少なくとも日本の常識は、世界の常識と合っているわけではないし、近くで見つけられなくて、でも探しているのならば、場所は当然のことながら変える必要がある。恋愛でも、なんでも。
自分を変えるか、環境を変えるか、です。
そんな私は最近、「進撃の巨人」にどっぷりはまっているアラフォーです。
サロン・ド・ショコラ 東京
ところで、今回、サロン・ド・ショコラの大混雑の中獲得したのが、その名も〝HAKKO〟というチョコレートボックス。
中身はフランスと日本のコラボレーション。
一箱の中に有名ショコラティエの作品がずらり。なんて豪華なんだろう❤︎