グローバリゼーションとベジタリアン
こんにちは、きみちゃんです。
イギリスの会社に来てすぐに、9月のコンファレンス出席の確認と、それに伴うホテルの食事の確認の連絡がきた。
本当に来て1週間くらいで、何もわからないところに、なんだ会議って?なんだ食事の確認ってという感じ。
しかも、この食事の確認は割とプッシュされた。
面倒なので、特に注文はないと記載して提出しました。ほんとうは、レバーが食べられないのだけど、来てそうそうレバーの話でもめたくない。何と言ってもこっちは英語が話せないのだから。
でもこの食事の確認って、英国、もしくは海外では常識的なことなのだと仕事をしていくうちにわかりました。
もちろん、日本でも、飲み会の時にメインの出席者に好きな食べ物、嫌いな食べ物を確認したりはします。
でも、海外の食事の確認って、日本のそれとは意味合いが違います。
それは、宗教や慣習に関わっていて、ベジタリアンや、豚は食べられない、魚は食べられないことの確認になります。
そして、こちらに来てわかったのだけれど、ベジタリアンの方は、本当に沢山いる。
インド系の方に多い気がする。
これは正直新鮮な驚きでした。
私は給食を残さずに食べなさいと言われて育った世代だし、バランスよく食べないと身体に悪いよと習った世代です。
でも、ベジタリアンの方が、他の方とは違う健康状態なのかというと、もちろんそうではなく、活力あって働いているわけです。
時代が進み、色んな栄養素を取る選択肢が増えたということもあるかもしれません。
たぶん、この驚きもグローバルという観点では無知だったという証拠なのだろうなぁと思います。
だから、日本の残さず食べなさいというのも1つの狭い文化の言葉なのだろうと思うわけです。
コンファレンスでは、ベジタリアンの方にはお肉の代わりにスパゲティになったり、デザートも乳製品が使ってなかったりした配慮がされてましたが、会議が終わった次の日の会話をこっそり聞いていると、全てスイートポテトの味だったと苦笑してました。
昔、渋谷でラーメンを食べていた時に、海外の方が入って来て、ベジタリアンでも食べれるものがあるのかを店の人に聞いていて、対応した彼女よりも少しだけ英語がわかったきみちゃんが間に入ってあげたことがあります。
結局、野菜のラーメンはあるけど、スープのベースは豚や鳥で、その彼はそこでラーメンを食べられませんでした。
そもそも、スープが野菜だけのベースのラーメンってあるのか、よくわかりませんが、ベジタリアンの方もラーメンが食べたいなと思ったんだなぁという感想です。
ラーメン美味しいし、見た目も美味しそうですものね。
宗教上の違いや文化の違いというのがあることは頭でわかっていても、こういう具体的に食べるもので配慮するという頭が少しなかったなと、島国で育ったきみちゃんは感慨深く思った次第です。
海外では、人にご飯の話題を出す時も油の旨味とか最初から楽しそうに表現していいのか、少し考えてから話すべきということですね、グローバリゼーション。
それにしても、ベジタリアンの人が、乳製品はダメだけどアイスクリームは大丈夫なんだよねと言ってた、なぜだ!?